コミュニティ運営

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【開催報告】第7回コミュニティイベントは
昨年度新規事業創出に取組んだ企業が集い、
現状報告会を行いました
 企業間交流を深めるコミュニティイベントの第7回は10月19日、広島市中区の叡啓大学のプロジェクトワークスペースで、昨年の協議会活動で新規事業創出に取り組んだ企業の報告会の形で行われました。プロジェクト採択企業のKGモーターズ株式会社取締役の横山文洋さん、株式会社八天堂ファームの林義之社長には事業実装段階の課題解決事例などを共有していただき、ワークショップでは中電技術コンサルタント株式会社の水木智英さんをファシリテーターに、各社の課題共有と意見交換を行いました。
 株式会社こっこー、中国電力株式会社、ツネイシカムテックス株式会社、デジタルソリューション株式会社、広島テレビ放送株式会社、双葉三共株式会社、株式会社ペンストン、マツダ株式会社、株式会社松田製袋、三菱電機株式会社、株式会社ムラカワから18人の方に参加いただきました。ご参加、ありがとうございました。

【事業報告①】 KGモーターズ株式会社 取締役 横山 文洋氏  小型自動車開発に取り組むKGモーターズ株式会社の取締役、横山文洋さんからは「モビリティの小型化による脱炭素社会の実現」について説明いただきました。現在は車移動の7割が10キロ未満で、さらに1人移動が7割という分析データから「移動が最適化された世界」を目指して、小型で環境負荷の少ないモビリティ開発に着手。人材や資金が必要になると予測し、早い段階から周囲の人が理解しやすい形で発信し続けることが大事と考えてユーチューブ動画で情報発信を継続。これが資金調達や人材採用に奏功したことなどを紹介いただきました。

【事業報告②】 株式会社八天堂ファーム 林 義之社長  林義之社長からは「商工農福連携と早摘みぶどうプロジェクト」についてお話しいただきました。事業は、果実の成長課程で間引き、廃棄される早摘みぶどうの活用策として、ジャムに加工してクリームパンとして販売し、同時に、農業の人手不足と生活困窮者や障害者雇用をつなぐ農福連携の取組です。実証段階では、早摘みぶどうの回収作業の難しさ、事業展開するだけの数量確保の困難、人手不足などの課題で事業化には至っていません。ただ、早摘みぶどうの栄養価に着目して、乳酸菌やチーズ製造過程で廃棄される無脂肪乳と合わせたスイーツ、ドリンクなどの開発につながり、畜福連携という新しい社会貢献の枠組を見出したことを報告されました。

【ワークショップ】 ファシリテーター:中電技術コンサルタント 水木 智英氏  講演後は、ファシリテーターの中電技術コンサルタント水木智英さんの進行でワークショップを行い、昨年度の研究会のテーマごとにグループに分かれて意見交換しました。
 事業案の進捗状況や課題については、組織のミッションにつながる内容でも具体的な事業案を認めてもらうまでにハードルがある、収益が出せるまでに時間を要すると経営者の理解が得られないなど新事業を始める難しさと、実行段階で技術的な問題が出たときの解決の難しさなどの課題があることが共有されました。
 また新事業を進めていく上で必要な支援について、他企業とのマッチングサポートや、ニーズとシーズを直接語り合えるマッチングの場の提供、さまざまな課題が相談できるサポート窓口などを要望する声もいただきました。 昨年度共に学んだメンバー同士、互いに共鳴し合う場面も多く見られ、明日からの取組みに意欲をもたらす日となりました。

次回は11月29日(水)に「オープンイノベーションの先導者×ユニコーン企業  “石から作る新素材”で世界を拓く~環境領域におけるビジネスの広げ方~」を開催します!
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