COMMUNITY EVENT 3

コミュニティイベント(第3回)を開催しました!

企業間交流を深めるコミュニティイベント(第3回)を開催しました!

① テーマオーナー型プログラム(ワークショップ)

前半は、テーマオーナー型プログラムのワークショップです。第2回から引き続いて、広島テレビ様がテーマオーナーとなり、江田島市をフィールドに「ひろしまに、超キレイな海を!みんなでつくろう」をテーマとして12社の参加企業のみなさまとディスカッションを行いました。

冒頭に、前回からの進捗状況として、スーパーマーケットや自動車メーカーと連携した海洋プラスチックごみを再生活用する製品開発や、専門的な知見・技術を活かしながら地域の事業者と連携する藻場の再生事業についてご報告がありました。

その後は、江田島沖でのカキ養殖により発生する海洋プラスチックごみ抑制や海の底質汚染対策等の課題解決につながる『オリジナルカキいかだ』の開発について、アナログとテクノロジーの両面のアプローチから意見交換を行いました。アナログアプローチとしては、「カキの生育期間を踏まえた教育現場との連携」や「インスタレーションアートになるカキいかだづくり」などが挙がり、テクノロジーの視点からは「カキ殻を使ったコンクリートの開発」や「太陽光発電ができるカキいかだ」など、参加する企業の強みを生かしたアイデアが多く出されました。このような、『オリジナルカキいかだ』の開発の過程を番組化することで、海洋環境の社会課題を幅広く認識してもらうキッカケにもつながります。

今後も、広島テレビ様を中心に「ひろしまに、超キレイな海を!」つくるプロジェクトは継続していきますので、ご期待ください! 

② オープンセミナー

後半は、オープンセミナーです。今回は「地域課題×新規事業開発」をテーマとして、“海”にまつわる地域課題を出発点とする最新の事業紹介や新規事業開発の取り組み紹介を行いました。

まずは、最新の事業紹介として瀬戸内海の海上タクシーと利用客を結ぶマッチングサービス「SeaKaren」を展開する、株式会社カレンスタイル 副社長 生田様にご登壇いただきました。

「SeaKaren」は、“手のひらの上から船を呼ぼう”をコンセプトに、スマホで瀬戸内海における海上タクシーの予約から相乗り募集、料金決済まですべてを完結するアプリサービスで、船長・乗客・サービス運営者それぞれにメリットがある三方良しの事業です。多くの魅力的な島が存在する瀬戸内海地域は、柔軟に海上を移動できる手段が少ない一方で、航路が自由な海上タクシーの遊休化という共通した課題を抱えています。ここに「相乗り」を促すプライシングの仕組みを導入することで、観光客と海上タクシー事業者の双方にメリットがあるシステムを構築している点が大きなポイントとなります。今後はサービス提供地域の拡大や、サービスモデルを適用する領域の拡大なども視野に入れていることをご紹介いただきました。

その後は、新規事業開発に向けた企業間共創の事例として、広島テレビ様より前述のテーマオーナー型プログラムで取り組んでいる「ひろしまに超キレイな海を!みんなでつくろう」をテーマに、2030年を1つのゴールに見据えたプロジェクトの中間成果をご報告いただきました。

広島テレビ様が、企画全体のプロデュースと広報を担いながら、専門的な知見や技術を持つ企業と連携し、「超キレイな海」の実現に向けて1つずつ課題解決を目指します。次年度は、広島県の補助金等も活用しながら、プロジェクトを進めていきます。新たに協力したい企業も大歓迎ですので、ご興味のある際は、是非お声がけください。

今回で、令和4年度のコミュニティイベントは最終回となります。令和5年度も、SCRUM HIROSHIMA(スクラムひろしま)の活動は続いていきますので、ご注目ください!

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