【現地訪問レポート】卜部産業株式会社が
フィリピンを訪問(11月)

令和6年度広島県海外スタートアップ等連携実証プロジェクト創出事業において実証プロジェクト設計を進めている広島県内企業が、11月より東南アジア現地を訪問し、連携パートナー候補との議論を行いました。今回は、11月にフィリピンを訪問した卜部産業株式会社についてご紹介します。

卜部産業株式会社

訪問国 :フィリピン
期 間 :2024年11月6日〜11月10日

卜部産業株式会社は、廃棄牡蠣殻を活用した有機石灰の国内トップメーカー。採択後の最初の活動で初めてフィリピンを訪れ、政府機関として農業省、ドラゴンフルーツや野菜などの農場、都市型農園、そして農家との流通ネットワークを持つスタートアップ等との面談を行った。それぞれに対し、牡蠣殻由来の土壌改良材の価値についてプレゼンテーションを行い、連携可能性について議論をした。同社の営業部長は、「フィリピンではまだ土壌改良材という概念や、土壌の酸性度を化学的に確かめる習慣がないことを改めて知りました。一方で、日本の農家に対する数十年の普及活動の経験を活かしながら、東南アジアそして世界の農業に貢献していきたいと、強く使命感を感じました」と振り返る。11月9日には、現地で開催された超異分野学会フィリピン大会において、ポスター発表も行った。

ドラゴンフルーツ農園訪問の様子
ドラゴンフルーツ農園訪問の様子
都市型農園訪問の様子
都市型農園訪問の様子
超異分野学会でのポスター発表の様子
超異分野学会でのポスター発表の様子