
冒頭では、当協議会内プロジェクト運営事務局で、全国で新規事業創出の伴走支援を手がける株式会社eiiconから、事業創出のプロセスや顧客課題の重要性などについてインプットを行いました。
「企業や市場を取り巻く競争環境が年々激化する中、新規事業創出は企業の持続性を高めるための重要な一手です。実際、新規事業に取り組む企業は、既存事業のみの企業と比べると売り上げも収益も増加傾向にあります。新規事業は不確実性が高いため、ヒアリングやアンケートを通し、的確に顧客課題や社会課題を理解することが大切です。今回、皆さまに考えていただいた事業アイデアは既存の技術・サービスで新しい顧客に提供するものなのか、あるいは既存の顧客からヒアリングしたニーズをもとに新しい技術・サービスを提供するものなのか、ワークショップではそこから掘り下げていきたいと思います。
新規事業を行う際、初期の顧客設定から製品の市場への投入、顧客からのフィードバックを得て事業を拡大していくまでのすべてのプロセスにおいて、カギとなるのが『顧客課題』です。顧客へのヒアリングやニーズ調査を繰り返すことで課題の質を高め、それを基にソリューションの質を高めていきます。