2026年1月22日
【開催報告】海外展開の「志」を繋ぐ — Hiroshima Global Business Meet-up! 開催。インド市場への挑戦と、グローバル展開の秘訣
| 開催日時 | 2025年12月16日(火)16:00~17:40 |
|---|---|
| 会場 | イノベーション·ハブ·ひろしまCamps |
| プログラム | 令和7年度 広島県海外スタートアップ等連携実証プロジェクト |
12月16日(火)、本プログラムにおける採択企業さまの中間報告会·広島から海外展開を目指す事業者さまの交流会を兼ねた「Hiroshima Global Business Meet-up!」を開催いたしました。
本イベントのテーマは、「海外展開に挑む当事者同士の繋がり」です。今年度の採択企業さまに加え、すでに海外での実績を持つ過去の採択企業(アルムナイ)、および支援機関が一体となり、実務的なノウハウと挑戦へのマインドセットを分かち合う場をデザインしました。
本イベントのテーマは、「海外展開に挑む当事者同士の繋がり」です。今年度の採択企業さまに加え、すでに海外での実績を持つ過去の採択企業(アルムナイ)、および支援機関が一体となり、実務的なノウハウと挑戦へのマインドセットを分かち合う場をデザインしました。
2025年度採択企業による中間報告 — インド市場への具体的な「第一歩」
前半では、9月に実施したインド現地における商談や市場調査を経て、より解像度の高まった事業戦略について採択3社が登壇しました。各社とも、実際にインドへ渡航するまでの準備やプロセスについても紹介しました。
1.エネルギー監査·インフラ点検技術のインド展開
中外テクノス株式会社
総合検査会社として環境文脈における調査·分析·ソリューションを展開する同社は、インドの成長に伴う「エネルギー」と「インフラ」の課題に対し、自社の知見を適合させる戦略を発表しました。
「エネルギー監査、GHG算定削減」においては、人口増加やGDP成長率8%に伴うエネルギー使用量増加と、中小企業等へ拡大する脱炭素対策を背景に、日本で培った実績をインドへ展開。エネルギー監査資格やGHG関連ビジネスを手掛けるスタートアップとの連携を目指しています。「インフラ点検」においては、公共投資の増加に対し点検体制が追いついていない現状を受け、同社のトンネル·橋梁点検のノウハウを投入。インドにおいて使用可能なドローンと撮影技術を所有するスタートアップと連携し、現地での事業展開を進めます。
総合検査会社として環境文脈における調査·分析·ソリューションを展開する同社は、インドの成長に伴う「エネルギー」と「インフラ」の課題に対し、自社の知見を適合させる戦略を発表しました。「エネルギー監査、GHG算定削減」においては、人口増加やGDP成長率8%に伴うエネルギー使用量増加と、中小企業等へ拡大する脱炭素対策を背景に、日本で培った実績をインドへ展開。エネルギー監査資格やGHG関連ビジネスを手掛けるスタートアップとの連携を目指しています。「インフラ点検」においては、公共投資の増加に対し点検体制が追いついていない現状を受け、同社のトンネル·橋梁点検のノウハウを投入。インドにおいて使用可能なドローンと撮影技術を所有するスタートアップと連携し、現地での事業展開を進めます。
2.独自技術「NSP」を活用し、腸活分野でインド市場に挑戦
野村乳業株式会社
腸活専門メーカーである同社は、腸内環境を改善するプロバイオティクスを飛躍的に増やす独自の増殖剤「NSP」技術を活用したインド展開を目指します。
現在インドの乳業·プロバイオティクス企業と高品質プロバイオティクス商品の共同研究開発を模索中であり、現在は複数社と具体的な協議を行なっています。現地訪問からのインサイトとしては、インドのプロバイオティクス市場の急成長を確信したとのコメントもありました。また、環境·エネルギー文脈での展開可能性として、「インドは14億人を超える世界一人口が多い国である。当然食糧生産における環境負荷も多くなるが、NSPを活用することで牛乳より環境負荷の少ないプラントベースミルクでのプロバイオティクスドリンクの製造も可能になる」と展望を語りました。
腸活専門メーカーである同社は、腸内環境を改善するプロバイオティクスを飛躍的に増やす独自の増殖剤「NSP」技術を活用したインド展開を目指します。現在インドの乳業·プロバイオティクス企業と高品質プロバイオティクス商品の共同研究開発を模索中であり、現在は複数社と具体的な協議を行なっています。現地訪問からのインサイトとしては、インドのプロバイオティクス市場の急成長を確信したとのコメントもありました。また、環境·エネルギー文脈での展開可能性として、「インドは14億人を超える世界一人口が多い国である。当然食糧生産における環境負荷も多くなるが、NSPを活用することで牛乳より環境負荷の少ないプラントベースミルクでのプロバイオティクスドリンクの製造も可能になる」と展望を語りました。
3.技術の「SOP」化により、インド造船市場の生産性を革新
三工電機株式会社
「ニッチトップ·オンリーワン」を掲げ、広島県呉市から事業を展開する同社は、インド政府の「Maritime India Vision 2030」に着目しています。
インドの造船市場は5年以内の急成長が見込まれますが、部品供給が追いつかないボトルネックが発生しています。既存サプライヤーでは「短納期·高品質」への対応が難しく、リードタイムは日本水準の約3倍に達しているのが現状です。同社は、熟練技術を「プラモデルを作るがごとき」レベルにまで簡素化したSOPを構築。これを現地に導入することで、非熟練者でも日本と同等の品質を短期間で実現し、リードタイムギャップを一気に埋めることを目指します。今後は「生産性の向上·品質の担保·ノウハウの再現性」を重点テーマに、パートナー候補企業との提携に向けた戦略設計を進めていきます。
「ニッチトップ·オンリーワン」を掲げ、広島県呉市から事業を展開する同社は、インド政府の「Maritime India Vision 2030」に着目しています。インドの造船市場は5年以内の急成長が見込まれますが、部品供給が追いつかないボトルネックが発生しています。既存サプライヤーでは「短納期·高品質」への対応が難しく、リードタイムは日本水準の約3倍に達しているのが現状です。同社は、熟練技術を「プラモデルを作るがごとき」レベルにまで簡素化したSOPを構築。これを現地に導入することで、非熟練者でも日本と同等の品質を短期間で実現し、リードタイムギャップを一気に埋めることを目指します。今後は「生産性の向上·品質の担保·ノウハウの再現性」を重点テーマに、パートナー候補企業との提携に向けた戦略設計を進めていきます。
トークセッション — 「海外をフィールドに広島をさらに盛り上げる」
後半は、本事業のアルムナイであるカネマサ製作株式会社の代表取締役:関根 誠司氏と株式会社トロムソの代表取締役:上杉 正章氏を迎え、海外展開の「リアルな秘訣」に迫るトークセッションを実施しました。
代表自らが「一人」から動かす、海外推進の体制構
2社のお話から共通していたのは、組織の規模に関わらず「代表自身が先頭に立って動く」という強力なリーダーシップです。
カネマサ製作の関根氏は、海外新規事業をほぼ一人で立ち上げ、現在も独力で推進している現状について紹介。トロムソの上杉氏は、自身が市場開拓を牽引しつつ、外部や現地の優秀な人材とも連携する体制を構築。中小企業が限られた社内リソースで海外へ挑むには、まずは代表の熱量と多様な外部リソースの活用が不可欠であることを実感する機会となりました。
カネマサ製作の関根氏は、海外新規事業をほぼ一人で立ち上げ、現在も独力で推進している現状について紹介。トロムソの上杉氏は、自身が市場開拓を牽引しつつ、外部や現地の優秀な人材とも連携する体制を構築。中小企業が限られた社内リソースで海外へ挑むには、まずは代表の熱量と多様な外部リソースの活用が不可欠であることを実感する機会となりました。
「宿題にしない」スピード感。商談の「熱量」を上げきることの重要性
海外展開を成功させるための具体的なアクションについて、関根氏は「『宿題にしない』こと」を挙げました。これは、その場の1回1回の商談で、互いの熱量を最大限まで上げきることの大切さを意味しています。
物理的な距離がある海外展開では、オンライン含め、対面で向き合える時間は貴重な機会です。その場で熱意を上げきるからこそ、相手を本気にさせ、持ち帰り検討を挟ないネクストアクションへのスムーズな移行が可能になります。「自身の情熱が原動力となり、楽しんで取り組む姿勢が相手をパートナーとして巻き込むことに繋がる(関根氏)」「自身が楽しくないとこの種の事業はうまくいかない(上杉氏)」と語りました。
物理的な距離がある海外展開では、オンライン含め、対面で向き合える時間は貴重な機会です。その場で熱意を上げきるからこそ、相手を本気にさせ、持ち帰り検討を挟ないネクストアクションへのスムーズな移行が可能になります。「自身の情熱が原動力となり、楽しんで取り組む姿勢が相手をパートナーとして巻き込むことに繋がる(関根氏)」「自身が楽しくないとこの種の事業はうまくいかない(上杉氏)」と語りました。
現地に入り込むために。パートナーシップ関係をどう築くのか
協業における現地パートナーとのコミュニケーションにおいて、宗教や政治といった繊細な話題を避けるのは共通のルール。その上で、関根氏は「仕事以外の食事などの付き合いを通じて、相手について深く知り、信頼関係をつくる」というお話の共有がありました。
また、トロムソの上杉氏は「きれいごとだけでは通じない現場」の厳しさにも触れ、ある程度割り切った交渉をしつつ、信頼できる相手を見極めるためにあえて複数社と対話が必要だという戦略的なリスク管理についても語りました。技術等における親和性だけでなく、最終的には「ビジョンに共感できるか」もパートナー選びの基準となります。
また、トロムソの上杉氏は「きれいごとだけでは通じない現場」の厳しさにも触れ、ある程度割り切った交渉をしつつ、信頼できる相手を見極めるためにあえて複数社と対話が必要だという戦略的なリスク管理についても語りました。技術等における親和性だけでなく、最終的には「ビジョンに共感できるか」もパートナー選びの基準となります。
外部支援機関の活用と戦略的なステップアップ
また、両社とも外部支援をうまく活用している点においても共通しています。特に、開発段階·実証段階などフェーズに合わせて最適な外部支援を活用する必要性についてもご紹介いただきました。
ネットワーキングで深まった、海外展開を志す「同志」の繋がり
活発なコミュニケーションが至る所で見られた今回のMeet-upを通じ、海外展開を志す当事者同士の横の繋がりが、次なる一歩を踏み出す原動力になることを実感する場となりました。広島からの海外展開がさらに盛り上がるよう、今後もコミュニティから多くの繋がりが生まれることを願っています。
海外展開の「勝ち筋」を掴む! DEMODAY 2026 開催のお知らせ
本プログラムの集大成として、最終成果発表の場である「海外展開の「勝ち筋」を掴む! DEMODAY 2026」を開催いたします。
今回は、インド市場という巨大なフィールドを切り口にしながらも、ASEAN諸国をはじめとする「グローバル市場全般への進出」をテーマとしています。
巨大市場に挑んだ採択企業3社が、潜在ニーズの発掘から現地パートナーとの協業、事業創出のリアルなプロセスを初公開します。成功事例だけでなく、現場での失敗や学び、そして他エリアへの展開にも転用可能な「海外進出の共通言語」を共有する、ここでしか聞けない貴重な機会です。海外展開を目指す事業者さまは、ぜひご参加ください!
今回は、インド市場という巨大なフィールドを切り口にしながらも、ASEAN諸国をはじめとする「グローバル市場全般への進出」をテーマとしています。
巨大市場に挑んだ採択企業3社が、潜在ニーズの発掘から現地パートナーとの協業、事業創出のリアルなプロセスを初公開します。成功事例だけでなく、現場での失敗や学び、そして他エリアへの展開にも転用可能な「海外進出の共通言語」を共有する、ここでしか聞けない貴重な機会です。海外展開を目指す事業者さまは、ぜひご参加ください!
イベント概要
| 日時 | 2026年2月27日 (金)14:00~17:00 |
|---|---|
| 会場 | 広島YMCA国際文化センター(広島市中区八丁堀7-11) 3号館 2階 多目的ホール |
| 参加費 | 無料(Peatixにて事前登録をお願いします) |
| 内容 |
13:30〜14:00 開場・受付開始 14:00〜14:05 開催挨拶 14:05〜14:15 プログラム紹介 14:15〜15:15 PROGRAM SHOWCASE - 採択社3社による成果発表 15:15〜15:30 休憩(15分) 15:30〜16:30 トークセッション リソース不足・不確実性の時代における、生存戦略としての海外展開 16:30〜16:35 記念撮影 16:35〜17:00 ネットワーキング 17:00 イベント終了 |
| お申し込みリンク | https://hiroshima-india.peatix.com/ |