本セミナーでは、マレーシア、シンガポール、インドネシアで、環境・エネルギー分野に関わる課題の解決に取り組むスタートアップから、彼らが向き合う課題、課題解決のためのコア技術などを伝えてもらいました。加えて、リバネスのコミュニケーターからは、参加者に向けた連携仮説が投げかけられ、参加者を交えて課題や技術を理解するための質疑応答が行われました。
◎Robopreneur Sdn. Bhd. (マレーシア):ロボットの自社開発および市販の多様なロボットを運用するためのシステム開発を強みとしており、サービスロボット(自動点検や自動清掃ロボット、接客、医療関連等)の販売とソリューション提供を行う。特に、オイル・ガス産業等の点検・清掃メンテナンスコストの課題解決に取り組む。
Robopreneur Sdn. Bhd.のHanafiah Yussof 氏による発表
◎TRIA Pte. Ltd. (シンガポール):シングルユースのプラスチック削減のため、生分解性の食品包装素材を開発し、生ゴミと共に短時間で堆肥に変える微生物分解処理の系を構築する。食品廃棄物、プラスチック包装依存に関する課題解決に取り組む。
TRIA Pte. Ltd.のVania Xu氏による発表
◎Jala Tech Pte. Ltd.(インドネシア):養殖管理のための水質モニタリングIoTセンサーを開発し、それを活用した管理ソリューションを提供している。水産養殖、資源管理、海洋汚染に関する課題解決に取り組む。
Jala Tech Pte. Ltd.のRaynalfie Rahardjo氏による発表
セミナー実施後の交流会においては、登壇スタートアップと広島県内企業の参加者とが直接議論しあうことで、広島県内企業の技術や知見に基づく新たな連携仮説などが生まれました。
本セミナーは、広島県より「令和5年度広島県海外スタートアップ等連携実証プロジェクト創出業務」の委託を受け、企画実施しております。
https://lne.st/2023/04/13/hiroshima-startup/
<実施概要>
広島県海外スタートアップ等連携実証プロジェクト創出事業では、以下の全3回のワークショップを経て、今年度の海外スタートアップ連携実証を進める3社を選定し、東南アジアでのスタートアップ連携による環境・エネルギー分野の事業創出に挑戦する広島県内企業を募集しています。
<ワークショップ概要>
第1回 6月29日(木)16:00-18:00
第2回 7月4日(火)15:00-17:00
第3回 9月5日(火)15:00-17:00
第1回 「自社のアセットを知り他社に表現する」
第2回 「東南アジアの課題を知り、ビジネスモデルの仮説をつくる」
第3回 「ビジネスモデルのプレゼンテーション」