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【開催レポート】9/25(木)
―新規事業の壁を乗り越える―
「第2回経営者向けセミナー」を開催

セミナー開催風景
セミナー開催風景
セミナー開催風景
開催概要
【日 時】
2025年9月25日(木)14:30〜17:00
【会 場】
コワーキングスペース tovio(エフピコ1階)
【参 加 者】
県内企業8社9名
SCRUM HIROSHIMAの令和7年度事業の一環として、福山市にて経営者向けセミナーを開催しました。

 

SCRUM HIROSHIMAの令和7年度事業の一環として、福山市にて経営者向けセミナーを開催しました。本セミナーは「新規事業はなぜ止まるのか」をテーマに、福山市および都内の事例を交えながら、経営層が抱える新規事業推進の課題を共有し、突破口を探る場として実施しました。

■ 開会挨拶

冒頭では、広島県 商工労働局 環境・エネルギー産業課 産業振興監 河﨑 愼太郎 氏よりご挨拶をいただきました。
河﨑氏からは、地域企業が新規事業に挑戦する意義について言及され、「新規事業やそのためのアイデア出しを進める上で、福山市の企業事例を参考にしながら、実践的で身のあるセミナーにしてほしい」とのメッセージが寄せられました。

■ 講演:「新規事業はなぜ止まるのか」

講師は、新規事業立ち上げ支援やDX伴走支援に豊富な実績を持つ北林 美沙子 氏(office ノーナ)が務めました。
北林氏からは、企業が新規事業を推進する際によく直面する「止まり方」について紹介がありました。指示待ちや他業務優先、アイデア止まりといった典型的な停滞現象の構造的な背景が解説され、それらを乗り越えるための仕組みづくりや人材育成の重要性が強調されました。
特に「目的を見失わないこと」「小さく検証を積み重ねること」「役割や責任を明確化すること」が成功に向けた鍵であるとし、実際の福山市内企業や都内企業の事例を交えて解説が行われました。

 

講演:「新規事業はなぜ止まるのか」

■ ワークショップ:「自社の止まりやすい構造を見える化する」

後半は、参加者自身が自社の新規事業における停滞ポイントを整理し、改善の方向性を考えるワークショップを実施しました。


1.個人ワーク:新規事業が止まりやすい要因をシートに記入
2.グループディスカッション:阻害要因を共有・整理
3.解決策検討:具体的な打ち手を考案


参加者からは「営業部門の協力体制不足」「計画崩れでのストップ」「外注先との期待値共有不足」など、自社に即した課題が挙げられ、これらを構造的に可視化することで解決策を模索するプロセスが展開されました。

 

■ ワークショップ:「自社の止まりやすい構造を見える化する」

■ 終了後の参加者の声(抜粋)

・「自社の止まりやすい構造を整理できたことで、次のアクションを考えるきっかけになった」
・「福山市の具体事例を交えた解説が分かりやすく、自社の状況と重ねやすかった」
・「新規事業開発を担当している中で、まさに講演の内容が自社の課題感が重なってたので、セミナーでモヤモヤが取れた気がする。」
一方で「短時間のワークでは深掘りが難しかった」との意見もあり、次回以降の運営改善の示唆となりました。

 

■ 総評

本セミナーは、講演による理論と事例、ワークショップによる実践的な思考の両面から構成され、参加者にとって新規事業の推進を再考する有意義な場となりました。
特に、河﨑氏からのメッセージにあった「福山市の事例を通じて次につながる一歩とする」という期待に応える内容となり、参加者は自社に持ち帰れるヒントや行動のきっかけを得ることができました。

SCRUM HIROSHIMAは、今後も地域企業の挑戦を後押しし、新規事業の芽を地域から育む取組を推進してまいります。

ひろしま環境ビジネス推進協議会とは

広島県が2012年4月に設立した協議会です。企業間連携の活発化や海外展開の促進等を通じて、持続可能な社会の実現に貢献するビジネスをグローバルに展開できる企業群を育成することを目的としています。
協議会の活動の一環で取り組むコミュニティー組織 「SCRUM HIROSHIMA」では、多様なステークホルダーがつながり、新たなビジネスの可能性を探索いただく場として、定期的なセミナーや、交流イベントを開催します。

【役  員】
会長 早田 吉伸(叡啓大学 ソーシャルシステムデザイン学部 教授)
【事 務 局】
広島県商工労働局 環境・エネルギー産業課
【会員一覧】
ひろしま環境ビジネス推進協議会・参加企業一覧
【協議会サイト】
https://hiroshima-greenocean.jp/


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